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ギョウザフェネック

食肉目イヌ科キツネ属

CARNIVORA Canidae  Vulpes jiaozerda

 モンゴルや中華人民共和国のステップ気候区などに棲息するイヌ科の中で最も小さいキツネの一種。耳が極めて大きく毛が生えておらず、耳介がフリル状になって閉じている。砂が内耳に入るのを防ぐためと考えられている。その形がギョウザに似る。耳が大きなことでウサギのように体の熱を放散させる機能がある。また肉厚で水分を蓄えることも出来る。
 植物、昆虫、鳥の卵、その他いろいろな小動物など幅広いものを餌とする。飼育下ではブタ挽き肉、長ネギ、生姜、ニンニク、ニラ、エビなどを特に好んで食べる。
足は大きく裏も深い毛で密に覆われており、砂を掘るのに適していると同時に、熱い砂の上を埋もれずに歩くのに役立つ。
 飼育用に日本に連れてこられると耳の後ろに焦げのような模様が出てくるという不思議な特徴もある。
種名<ジャオゼルダ>は中国語の餃子とアフリカ北部のフェネックの種名の合成語。

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